輪廻
2007-01-07


輪廻

35年前に起きた殺人事件は、狂人の仕業ではなく実験だったらしい。

それにしても、はじめに出てくるオーディションで「わたし前世で一回殺されてるんです」って言ってたバカ女が、本当にそうだったとはねぇ。そのオーディションで優香はめでたくヒロイン。しかし、その監督がなぜ選んだのかもわからない。実は監督は殺された男の子の生まれ変わりだったと、ほとんど最後で気づく。優香は人形を持って「ずっと一緒だよ」と言い続ける女の子なのかと思うと、実は最後のどんでん返しで違うことがわかるんだが、、、

ホラーなんだけど、実際に殺された35年前と行ったり来たりして、殺されるのがわかっている場面で、逃げていって押し入れに隠れてたりするのが、すげー怖い。

殺人事件の犯人の生まれ変わりは誰なのかー、というのがずっと知りたかったのだが、なんと優香だったのね。結構かわいいおねーちゃんがふすま開けたところにいた、ということは、それを見てる優香が犯人だ!という驚き。だから、8ミリカメラとか出てくるね、と思いつつ、あり得ない現象が次から次へ起こって、ちょっとつらいといえばつらかったかも。

ただ、なんか、面白かったんだけど、どこか散漫な印象がある。畳み込むような感じとか、凝縮された感じがない。観念的な怖さで止まってて、根源的な部分へ下りてこないというか。そんなことどうでもいいけど。

呪怨ほどではないけど、違うパターンというか角度から来てて、やっぱり才能あるんだねこの人、と思ってしまいました。

[映画]

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